参加された先生から頂いたメールを転送します。
下記の文章からもう少し概要が掴めると思います。
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感動的な授業でした。
体育館いっぱいに広がって、習字道具を準備した子どもたちの前に、
書の先生は、すてきな笑顔で登場しました。
決して大きな声ではないのですが、
優しい語りかけに子どもたちは耳を澄ませていました。
まずは墨を擦る。
当日の雨を1・2時間目の間に各自が用意した器にため、
その雨水(『あまみず』と読んでください。)で墨を擦ります。
普段は墨汁を使っている子どもたちですが、
一生懸命擦り続けます。
しーんとした体育館には、シャカシャカと墨を擦る音だけが響いていました。
次に先生が書いてきてくださったいろいろな「雨」という字を見せていただいて、
いよいよ書き始めます。
と思ったら、普段お手本を見ながらきっちりした字を書くことしか
経験していない子どもたちの字は、やっぱりきっちりしたままです。
そこで先生の実演です。
子どもたちから出た言葉を、その場で次々に書いてくださいました。
「う~ん。」とちょっとだけ考えてから、
さっ、しゅしゅっ、と半紙の上に躍動感のある字を書いていきます。
子どもたちは「おーっ!」「わあっ!」
ひたすら感激していました。
また書き始めた子どもたちの字は、さっきまでとはまるで違いました。
書くことが楽しくて楽しくて、何十枚も書いた子もいます。
何かが大きく変わる、感動的な瞬間に立ち会うことができました。
まだまだ書きたかった子どもたちですが、時間が来て、
今日一番のお気に入りの作品を選び、みんなで記念撮影しました。
先生からは、すべての子どもたちにすてきな書のプレゼントもいただきました。
みなさんにはいろいろとご無理をお願いいたしましたが、
「計画して本当によかった!」と思える授業になりました。
翌日、子どもたちと話していて、
「また来ていただけたらいいね。今度は緑がテーマというのもいいね。」
というと、
「うん!」
「何度でも来てもらいたい!」
とまたいつかを楽しみにしていました。
緑のカーテンの学習で、ゲストティーチャーの方に来ていただくたび思うことですが、
本物にふれる、ということは、
どんな言葉より多くのものを子どもたちに伝えてくれるようです。
土と肥料についての授業
「すずしさづくり大作戦」 の授業
雨水利用についての授業
「雨の書」の授業。
多くの方々に支えられて、子どもたちは豊かな学びを展開しています。
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子供の時に受けた、印象的なことは、大人になっても、心のどこかに残っています。 これが教育なのではないでしょうか?子供の時に環境について、興味を持ってもらえば、大人まで、ずうっと続いて、それが地球の存続につながるのではないでしょうか?一人一人の人間が、気をつければ、環境問題なんか、問題にならない。でも、一人一人の価値観が違うから問題になるのです。子供の時に、心に残った「価値」は、大人になって、大きな大きなものになると思います。
「書」を通しての、雨を見る。。。。きっと子供達にとって、心の隅にいつまでも残る授業だと思います。いつしか、この子たちの同窓会で、この授業の話が出たらいいですね。
私も、勉強になりました。文章や講演で環境問題を語るのも一つのつたえ方ですが、「書」でつたえると言う方法。
伝えたいことを違う表現方法で、伝えるというのも、すごく興味のあるところです。
子供達に降った雨が、実を結びますように
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感動的な瞬間に立ち会う。
本物にふれる。
素晴らしい時間だった事が伝わってきます。
学校の中に新しい風が吹き込んでいるんですね。
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素晴らしい活動ですね。ほんの一つのきっかけが、将来を大きく左右する、そんな触れ合いの場だったのでしょう。「雨」大切にしたいですね。
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ゆーちゃんコメントありがとうございます。
思い出に残る授業になれば嬉しいですね。
総合学習の時間はこうした多面的な学びには適していると思います。
negioyaさんコメントありがとうございます。
子どもの心に新たな風を吹き込むことは出来たようです。
osmさんコメントありがとうございます。
「雨」に対する認識が変わってくれると嬉しいですね。
梅雨の良いタイミングで授業が出来たと思っております。
ちなみに昨日、子どもたちが先生宛に書いた手紙を
見せていただきました。
どれも書写に対する考え方も変わったようです。
嬉しい内容ばかりでした。