中学校時代の庭球部部長の退任を祝う会があった。
100名を越えるOBが集まった。
既に30年近く前になる中学時代。
祖父からやるならテニスか水泳といわれ、
野球部やサッカー部のように坊主頭にする必要もなかったこともあり、
庭球部に入った。
1週間で半分近くの部員が辞めた。厳しい指導があった。
1年生の頃はラケットを握ることが出来る時間が本当に短かった。
年間約300日、中学生の3年間はテニス漬けだった。
テニスをしていたからこそ、いろいろな経験や出会いがあった。
会の最後に部長から話があった。
就任当初は教員という仕事にあまり力が入っていなかった。
その後、自ら学び、教育現場に活かしていくことが
生徒たちの成長につながることを感じるようになり、
気がつくと本気になって指導にあたっていたとのこと。
43年間庭球部に関わっていただいた部長は終始笑顔だった。
人を育てる仕事に改めて魅力を感じた集まりだった。