今日の朝会は「雨を制御する」話。
雨水利用を始めた当初は「雨を溜めて使う」ことが中心だったが、
九州地方の大雨などから、雨をどのように制御するかも
「雨のみちをデザインする」大切な視点になっている。
近年の住宅建築では、雨から建物を守るために、
コーキングがよく使われるようになってきた。
昔は「雨仕舞い」といわれる仕事はすべて板金職人が請け負ってきた。
金属を加工し納めることで、雨を制御してきたのではないか。
近所の大工が住まいづくりを請け負い、
耐震性や長寿命を考え、構造材を決め、施工したように、
雨をしのぐ仕事、すなわち「雨仕舞い」は板金職人が請け負っていたように思う。
スクラップ&ビルドから高耐久・高寿命の住まいづくりが求められる中、
「雨を制御し続ける」ために、改めて「雨仕舞い」の技術が求められるかもしれない。
耐震性だけでなく、雨仕舞い・雨のみちについても、住まい手の関心が高まることを期待したい。
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最近、訪問させていただいた設計事務所さんと工務店さんで、大変に板金仕事を重要視され、しかも金属と板金がとても好きだというところに出会えました。板金仕事は地味で住まい手にわかってもらえ難い部分では有りますが、板金店でもないのにとても熱く板金の役割等語っていただきました。そういうこともあって私自身だいぶ影響を受け、建築板金を見直しました。更に板金ファンを見つけたいと思います。
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「雨を制御する」ほんとそうですね。シーリングに安易に頼る雨仕舞いは職人の技術を低下させますよね。板金職人の技術・・これはほんとに深いものがあります。もともと木造住宅にはシーリングなんて一切無かったのですから!
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コメントありがとうございます。
雨仕舞いの世界は本当に奥が深いようです。
日本も高耐久・長寿命が問われるようになってきました。
こうした技術を新たな視点で見直す必要があると思っています。
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タイトル : 雨水にどの程度の関心があるか?
雨を制御する(07/24朝会にて) 7/31の朝会では、関東が梅雨明けした話に始まり、九州地方の雨の猛威による災害から、 雨に対してどの程度の関心があるかが問われました。 関西出身である彼は、阪神淡路大震災の話も取り上げ、 その後に、地震への関心が上がったことを紹介。 そして ミツカン水の文化センター の調査報告最新号から 日常の節水方法について「歯磨き中に水を止める」は、8割近くの家庭が実施していたが、 「雨水をためて使う」は20人に1人だった。 雨への関心がまだまだ低いのが現…… more