雨漏り診断士協会の理事長・専務理事・副理事長と会食をする機会を頂きました。
住宅の場合
・近年、築浅の建物で雨漏り発生事例が増えている
・80%位の建物で雨漏り(建物内部への雨の進入)が起きているが、
実際に住まい手が気づくところまで行くケースは少ない
・賃貸物件は雨漏りが発見されにくい(修理に入られるのが面倒)
・内装業者はクロス張り替えの際に雨漏りらしきものに気づいても
そのまま施工してしまっているケースがある(仕事が出来なくなるため)
・異常気象で豪雨、強風発生件数が増えているので、雨漏り物件も更に増えるだろう
防水技術が進む中、「雨仕舞い」がおろそかにされている。
結果として、建築業界における「雨仕舞い」の技術要求や施工方法のレベルが低下している。
「雨仕舞い」を一番理解している板金業界に頑張ってほしい。
雨漏りに関する熱い議論が2時間以上交わされました。
「雨仕舞い」がしっかりしていれば、防水工事は入らない。
そうなれば我々の仕事はなくなってしまうが、それが本筋。
防水工事業者の役員の発言です。
板金業界の存在価値を建築業界で見直していただく良いきっかけになりそうです。
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確かに最近コーキングに頼りすぎる設計者が増えています。
やはり板金での雨仕舞いが基本ですが、それを知らないので、なんでもコーキングと書けば魔法のように雨を止めてくれると思っているのでしょうか?
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雨仕舞いの技術だけで建物が造られていたことを
改めて見直す必要がありそうですね。