安全保障関係で著名な蝋山先生の小ゼミに参加した。
20代から80代まで幅広い世代の方が40名程度集まった。
1時間の講義、1時間の意見交換。
緒方夫妻も参加されたこともあり、安全保障について考える良い機会となった。
冷戦以降、戦争のスタイルが国対国から国内紛争や、国対組織に変わってきていること。
国対国の場合に抑止力となっていた核兵器が、テロ組織の場合には役に立っていないこと。
戦争は百害あって一利なしという認識が世界の共通認識になってきていること。
また日本では残念ながら安全保障に関する知的な議論が出来ていないとの指摘もあった。
・許される軍事力とは何か?
・大戦以降なぜ日本で戦争がなかったのか?(9条、日米安全保障etc)
自らの意見を持つことなく大衆に流されやすい日本人を憂う。
そんな質問が20代の参加者からあった。
知的な議論が不足している結果ではないかとの回答。
戦争をしない国、核兵器を持たない国だからこそ、
こうしたことを学ぶ、議論する機会をもっと持つべきだと感じた。