先週出席した蓄熱のつどい
蓄熱ヒートポンプ協会理事長の小宮山宏さんの講演を聴きました。
お題は「超燃焼社会におけるヒートポンプの役割」
ヒートポンプは空気を圧縮し、その熱を利用する仕組み
理論上はエネルギー1に対して43倍の能力を発揮できるらしい。
エアコンなどで良くCOPと表現されますが
理論上 COP43
1990年 COP 3
2006年 COP 6 とまだまだ可能性が高いエネルギーとのこと。
COP9まで行けば、1990年比でエネルギーが1/3に
住宅の断熱化で必要なエネルギーが1/3まで落とせれば
生活で利用するエネルギーが1/9まで削減される。
もったいないという日本人の心
エアコンや冷蔵庫など10年くらいであればまだまだ使えるので
もったいなくて買い換えない方も多い。
特にこうした経済状況では、なかなか投資にお金が廻らない。
この「もの」に対するもったいないという心を
「エネルギー」に置き換えるべきではないかというのが小宮山先生のお話。
「もの」はリサイクルされる率が高まってきているが、
エネルギーはリサイクルされない。
「もの」のもったいないを優先するために、
3倍のエネルギーを使うことは「もったいない」ことではないのか?
そんな問いかけもありました。
日本はものづくりの現場で利用するエネルギー量はほぼ世界一少ない。
つまり、削減の余地があまりない。
今後、低炭素社会実現に向けてのポイントは
日々の生活で使うエネルギーを減らすこと。
早速自宅のエアコンのCOPを調べ、買い換えを考えてみようと思います。
エコポイントも付くことですし・・・
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