建築が教育を変える

先週、福井で見学してきた学校やお会いした大学教授の話から、この本を購入、読みました。

建築が教育を変える 福井市至民中の学校づくり物語

建築が教育を変えるという題はちょっと大げさ。
しかし 「指示と規制」中心 から 「自立と協働」中心 の教育に体制を変えるとなると
建築(それだけではないですが)のあり方も大きく変わってきます。

至民中学校の新校舎は、そんな変化をうまく捉えた先進的な事例であり、
2年間の実績で、その効果も着実に積み上がっているようです。

第7章に「学校は足を踏み入れるすべての人にとっての学び舎でありたい」
とありますが、まさにそれが実現しつつあることを感じます。

設計(建築)は、設計工房顕塾の柳川奈奈さん
第3章を担当されています。
「柔らかい学校建築は文化を育む」 まさにそんな学校へと動き出しているようです。

一度、実際に活動が行われているところに行ってみたいですね。 

大東大での講演無事終了

年度始めということもあり、200名以上の学生が聴講してくれました。
80%位が3年生。そろそろ就職を考える時期なのかもしれません。
写真を見る限りでは居眠りしている学生もいなそうです。
調子に乗って話しすぎたため、最後の方はかなりかっ飛ばしてしまいました。
講義終了後、数名の学生が質問に来てくれました。
嬉しいですね。私にとっての成果です。
 *年商を年収と勘違いした学生もおりました。
  そんなに儲けていると思うような人相ではないんですが・・・(笑)  反省点ですね。

手前はこの授業を受け持つ丸山教授。
来年度も・・・とお願いされてしまいました。

社員だけに話をするよりもかなり労力を使いますが、
自分の考えていることを見直す良い機会になっています。

最後まで聞いてくれた学生諸君。ありがとうございました。

丸岡南中学校

日曜日、坂井市にある丸岡南中学校を見学してきました。

知識基盤社会における教育のあり方から
ハードとしての学校建築も変わってきている。
その先進的なモデルを視察することが目的。

設計に携わった長澤悟先生や教育関係者も一緒でした。
新たな取り組みを9月から実施する予定の
京都市の私立中学校の先生も参加されていました。

まず感じたのはオープンなスペースが多いこと。こちらは最初に案内された校長室ですが、まさにガラス張りです。
*中にはブラインドもあってケースによっては視線を遮ることも可能になっていました

また教科毎にメディアセンターというスペースが設けられていること。こちらは数学のメディアセンター
オープンなスペースに数学の専門の先生の席があり、
廊下を経た先にある教室が数学を学ぶ部屋になっています。
中学では専科の先生がそれぞれの教室にきて学ぶのが一般的ですが、
この学校では、専科の教室を生徒が廻る形式になっています。(教科センター方式)
こちらは理科のメディアセンター
昼休みなどは生徒のたまり場にもなっているそうです。
校長先生の話によると、各教科のメディアセンターに生徒が如何に集まるか
それぞれ知恵を絞っているとのこと。
良い意味での競争原理が働いているようです。

その他、様々な工夫も見られました。
ドアまで黒板になっている。(数学の教室)

体育館と見学者の高さの関係が程良い関係に。(1.5m程度の高低差?)
ちなみに直接光を嫌う体育館では、外の下からの光りが入るように設計されています。
雪で覆われた時期は反射光で結構明るいとのこと。
それを見越した光のみち計画になっているそうです。

心地よさそうな居場所もたくさんありました。風のパティオ
130mあるベランダ。
実際には地べたに座っている生徒が多いそうです。
外の教室。部活で来ていた子どもたちが寝転がっていました。
鳥のパティオ
ランチルームや図書室に隣接する場所です。
学校と運動場の間を流れる水路。
雪解け水が多いためか、豊かな水の流れでした。

様々なつながりやかかわりが感じられる学校。
東京のような狭いところでは難しいのかもしれませんが、
豊かな時間が過ごせる学校だと感じました。

雨のみちをデザインする仕事と何がつながるのかと言われると・・・・
なかなか難しいものがあるのかもしれません。
但し、校長からはこんな話がありました。「このパティオには軒といがありません。
雨の日になると、屋根の谷の部分から雨が勢い良く流れてきます。
それを楽しんでいる子どもたちがいるようです。」

こんなところにヒントがあるのかもしれません。

大東文化大学 企業と経営者

今年も大東文化大学で1コマ話をすることになりました。(写真は2年前のもの)

お題目は「企業と経営者」(例年同じテーマです)
丸山教授が担当の授業です

様々な企業経営者が学生に90分(とっても実質75分くらい)語ります。

私の場合ドラッカーマネジメントをベースにしながら、
他社の事例、たとえ話なども交え、
「雨のみちをデザインする」企業について語ります。

一人でも多くの学生が社会人になることに夢や希望を持って欲しいと思います。

今年度は東京に新卒が2名入社したこともあり、
一緒に聴講してもらうこととしました。

日時 4月28日(水) 15:00~16:30
場所 大東文化大学 板橋キャンパス 中央棟・多目的ホール

いないとは思いますが、もし聴講されたい方があれば事前に一報下さい。
 *勝手にひやかしにお越しいただいても大丈夫だと思います

建築コンクール

4月24日に開催された建築コンクールに行ってきました。
愛知建築士会名古屋北支部主催。
審査員は 中村好文さん古谷誠章さん伊礼智さんの3名。
148作品から最優秀1作品、優秀3作品、審査委員賞3作品、入選13作品。
計20作品を選ぶこととなります。

公開コンクールに初めて参加しました。
審査員それぞれの思いを伝えながら、公開される中で選ばれる。
結果、納得感のあるコンクールだったと思います。
審査員の皆さんが真剣に作品パネルとご覧になられており、
スタート前は声をかけにくい雰囲気がありました。
第1次審査後に3名の審査員から20作品を選んでもらった結果の一覧です。

2次審査では上記を20作品に絞り込むために、
・3名とも選んだ作品はOK
・2名が選んだ作品は、選ばなかった1名の理由を確認
・1名が選んだ作品は、選んだ1名の理由を確認

以上の進行の中で、2次審査で20作品に絞り込まれました。

そして3次審査を経て
最優秀賞「おひるねハウス」

優秀賞その1「小郷のバス停」

優秀賞その2「FRP FABRIC COPSE」

優秀賞その3「OYM」
以上の通り決定しました。

作品番号でも判るとおり、1次審査で3名とも選んだ4作品がそのまま最優秀・優秀賞になったということになります。

審査の経過を見学しながら感じたことは
・小さな家だからこそできること、訴えられることがあるか
・作者の思いが素直に伝わってくるパネルになっているか
・写真はやはり大切

3名の審査員の読みとり方、感じ取り方の違いも見え隠れし、とても勉強になりました。
小さな家が選ばれなかったことはちょっと残念。
この審査結果とメーカーとして考えるべきことが正直つながりにくかったです。

様々な建材をあつめてこんな事をやっていただけると
メーカーとしてやるべき事がもっと明確になるかもしれません。

なお本コンクール、来年も継続とのこと。
どのようなテーマになるのでしょうか?今から楽しみです。

*カワイイ建築  なんていかがでしょうか?

第1回プリザーブドフラワー展

東京駅の行幸地下ギャラリーで開催されている
第1回プリザーブドフラワー展に行ってきました。

午前10時前。
ビックリするほど人がいません。

実は友人が出展していることをブログで知り、立ち寄った次第です。

友人の作品はこちら

こちらの作品はディスプレーミュージアム賞を授賞。
既に趣味の域を超えているようです。

自宅にも幾つか作品をいただいています。
壁が白いのでこうした作品も飾りやすいです。
長持ちするもの良いですね。

時間がなかったのでゆっくり見られませんでしたが、
男性の方の作品はなかったように思います。

既に名古屋に移動しました。
これから、建築コンクールの公開審査。
余裕があれば ツイッター で報告します。

携帯&IT環境

4月から携帯電話がソフトバンクに変わりました。
会社所有の携帯電話を全て変更すると、通信費は2/3以下になるようです。

またソフトバンク同士の電話やメールは無料とのこと。

変更になってから約1ヶ月が経過しましたが、
思ったほど、つながらずに困ったこともありません。

携帯電話のメールアドレスが変わってしまったのはちょっと不便ですが、
ほとんど使っていなかったので、良かったです。

現在は、通常の携帯電話。
iPhoneを使われている経営方も増えているようなので、
使い勝手について情報をいただきながら、考えてみたいと思います。

今のところツイッターなどは通常の携帯電話でも充分使えるので
特に不便は感じていません。

またクラウド化への対応ということでIT関係もGoogleAppsに7月までに変更予定。

経費削減だけでなく、様々なサービスが受けられるようです。

こちらは、今から楽しみです。