明日、明後日一般公開の洋館

旧池田氏庭園内にある洋館。秋田県内で初めて建てられた大正時代の鉄筋コンクリート造の建物。
5年間かけて修復したものが明日、明後日と2日間一般公開されます。

金唐革紙。
この壁紙をつくる職人さんは日本に1名しかいないそうです。
跡継ぎの方もいらっしゃるようで、ご本人にとってはこれが最後の仕事になるのではとのこと。
お札を貼るほうが安く上がるくらいの費用がかかるそうです。
一部屋で小さな家なら建つようようです。
当時は殆どの部屋が金唐革紙で仕上げられていたそうですが、
修復予算の関係で2部屋のみ再生しています。

ビリヤード室。
当時使われていたのではないかと思われる台も一諸に展示されています。

地域の図書館としても使われていたこの洋館。
当時の書棚。稼働棚になっています。
床には書棚が置かれた痕跡が残っています。

小便器。スリッパのように見えるのは陶器でできた足置き場です。
用を足しながら、庭を眺めることができます。

メインの階段。
こちらも昇り降りするたびに庭を眺めることができます。

裏手にある小さな階段。
かわいいサイズでした。
ちょっと昇り降りには苦労しそうです。

旧池田氏庭園の公開案内は こちら

まだちょっと紅葉には早いかも知れませが、お時間のある方はぜひ。
ちなみに昨年は2日間で6,000名を超える来場者があったそうです。

旧池田氏庭園

昨日は、素材巡礼のオプションツアーとして 旧池田氏庭園 を見学してきました。
平成16年に国の名勝として秋田県内で4番目の指定を受ける。
他の3件はどれも自然景勝地であるため、庭園では初の指定となります。

年に3回、計5日間しか公開されていないのですが、
今回は無理にお願いして特別に見学させていただきました。
休日にもかかわらず、教育委員会の方に案内いただきました。
池田家十六代当主の池田様にもお越しいただきました。
なお今週末、11/6~7が今年3回目の一般公開日。
前年は2日間で6千名を超える来場者があったそうです。

例年よりは紅葉も少し遅れ気味。
10日後ぐらいが見頃ではないかとのことでした。

庭園内にある、大正11年に造られた県内初の鉄筋コンクリート造りの洋館。
この洋館の改修がほぼ終了し、先週竣工したばかりのところを見学させていただきます。

近代造園の祖と言われる長岡安平氏がこの庭園を手がけています。
秋田の千秋公園、東京の芝公園などを手がけた方だそうです。
中央に見える雪見灯篭。
さりげなく置かれているようですが、なかなか考えられた位置、大きさになっています。

この位置から見ると、足が2本しか見えません。
なんとも不安定な感じがします。

近くまで行くと、遠くからは感じられないほどの大きさ。
約4m。推定総重量が23tあるそうです。
延1,000人工で設置されたと考えられているそうです。
もう10日ほどでもみじが見頃になるとのこと。ちょっと残念でした。

秋田工場に来ています

明日の素材巡礼に備えて、本日より秋田工場に来ています。
工場を一回りしてきましたが、それぞれの仕事がある中、
来場される皆様のための準備も進んでいるようです。

天気は雨模様のようですが、
雨のみちをデザインする会社の工場見学ということでご了承下さい。

*写真は10/18に発売したビルアルミデカノキ(アルミ製の軒とい)を
 試験的に工場に設置した写真です