こちらでも来夏に向けてぜひ緑のカーテンに取り組んで欲しいと思います。
ゆび筆
中小企業総合展
明日11/9~11まで幕張メッセで開催される中小企業総合展。
今回の震災で被災した㈱吉岡(弊社100%出資の子会社)が出展する機会をいただきました。
PRビデオも作成いただきました。Ustreamにアップされています。
こちら をご覧下さい。
このビデオの中央でアナウンスしてくれているS社員。
実は、外資系企業に就職が決まっていたのですが、震災で内定取り消しに。
ネットで検索して㈱吉岡の募集を見つけ、働きたいと会社を訪ねてくれました。
4月11日、ちょうど震災の1ヶ月後。
工場が動いていない、工場再開のメドが立っていない時でした。
「工場がこんな状況なのに不安はないのか。考えなおした方が良いのでは」
と言ったにもかかわらず、働きたいと申し出があり、試験雇用期間を経て、入社いただきました。
大学を卒業して半年以上が経過。
想定外の社会人生活だと思いますが、しっかり成長してくれているようです。
緑のカーテン東京フォーラムの聴衆者より その3
<石森宏氏(NPO法人ゼファー池袋まちづくり/アイポイント理事長)>
「ゼファー池袋まちづくり」は、池袋西口商店街連合会を母体として生まれたNPO。
池袋西口を活性化するためのさまざまな活動に取り組んできた。
地域通貨「アイポイント」は、
放置自転車対策、繁華街の環境浄化パトロール、街の緑化と美化、都市と農園との共生という
4つのプロジェクトを連動させた活動。
緑化については、立教大学社会学部阿部治ゼミと協力し、
大学のシンボルであるツタを池袋の街じゅうに広げる取り組みを行っている。
こうした活動に参加した人、寄付をした人がもらえる「アイポイント」は、
プロジェクトの一環としてメンバーらが埼玉の農園で育てたジャガイモと交換している。
今年、池袋駅西口駅前広場にお目見えした
緑の立体造形「モザイカルチャー」の維持管理も、ゼファーの活動のひとつ。
モザイカルチャーとは、金属のフレームでつくった人や動物などの形に土を入れ、
花や草を植え込んだもので、今回設置したのは「えんちゃん」という名のフクロウのキャラクター。
銅像や石像は作ったらそれで終わりになりがちだが、植物は日々のメンテナンスを必要とする。
維持するのは大変だが、その作業を通じて人のつながりが生まれ、コミュニティづくりへと発展する。
立教大学の学生たちも巻き込みながら手入れをし、緑のまちづくりをすすめている。
緑は人の心をおおらかにし、みんなを幸せにする。
緑を広げるために体を動かし、汗を流すことは、ある意味、一番の省エネ。
こうした活動には、高齢者の積極的な参加を期待したい。
リタイアした人たちが本気になって取り組めば、街は必ず変わる。
自分にとって、緑のまちづくりはライフワーク。
もちろん、緑のカーテンも実践している。
効率重視の社会にピリオドを打ち、自然のサイクルを大切にしながら、
池袋を「田舎化」したいと夢見ている。
<中村陽一氏(立教大学21世紀社会デザイン研究科委員長・教授)>
池袋は、街の中心部と住宅地が近接しているコンパクトなターミナル都市。
歩行者の動線は駅周辺に集中し、面的な広がりに欠ける点が課題。
めぐり歩くことでの楽しさを演出することは、街の魅力を高める重要な条件のひとつだが、
一方では住民のプライバシーの確保も求められる。
こうした回遊性とプライバシーの両立を実現するうえで、緑のカーテンは大きな役割を果たしうる。
コミュニティにおいても、住まいの開放性とプライバシーの確保を両立させることは重要なカギとなる。
仮設住宅に緑のカーテンを設置する活動は、まさにそのニーズに応えている。
その一方で、仮設住宅では集会所が活用されていないケースが目につく。
阪神淡路大震災で、仮設住宅での孤独死が相次いだ経験から、
コミュニティづくりには集会所が必要だという話になって、今回設置が進んだが、
器だけつくってもコミュニティは育たないし、コミュニティづくりを目的化した活動は往々にして失敗する。
コミュニティとは、暮らしに必要な機能を当事者が協力して生みだす中から、結果として育っていくものだ。
緑のカーテンには、人々のつながりを生みだす「場」としての力がある。
そうした場が地域に点在し、つながっていくことが重要。
たとえば、池袋西口公園の周囲にオープンカフェが次々とできて緑のカーテンをしつらえ、
公園の緑とつながれば、魅力的なゾーンになると思う。
緑のカーテンは、室内の温熱環境の改善や地域の緑化に役立つだけでなく、
環境意識の向上、コミュニティの育成など、さまざまな波及効果がある点が魅力。
さらに、文化やアート、デザインとの融合や、コミュニティビジネス、ソーシャルビジネスなどと
接点をもつ取り組みなども考えうる。
こうしたソーシャル・インパクトを数値化するのは難しいが、
緑被率とは異なる観点から、「豊島方式」「池袋スタイル」といった形で、
豊島区の緑に関する独自の指標を考えてみるのもおもしろいかもしれない。
Facebookにアップされた 渡辺由美子さん の報告を許可を得て、転記させていただきました。
緑のカーテン東京フォーラムの聴衆者より その2
第1回「緑のカーテン」東京フォーラムin池袋@立教大学(10/30)。
後半のパネルディスカッション「『池袋の景色が変わる』緑のカーテンと区民の力で」の報告です。
新宿や渋谷とならぶ副都心として位置づけられている池袋。
1日の乗降客が246万人にもおよぶ巨大ターミナル池袋駅や5つの大学を抱え、
業務・商業機能も集まっていますが、
ビル街のすぐそばに住宅地が広がる生活都市でもあります。
そんな日本有数の高密都市・池袋のまちづくりに、緑のカーテンはどんな役割を果たしうるのか。
4人のパネリストから、示唆に富んだ提言が寄せられました。
<隈研吾氏(建築家、東京大学教授)>
「市民参加のまちづくり」を掲げるのは簡単だが、具体的にすすめるのは難しい。
緑のカーテンを自分で手作りすることは、都市の緑化に直接結びつく活動であり、
都市計画に市民知を反映させる第一歩になる。
そうした「小さな緑」と、公園のような「大きな緑」をつなげていくことが都市にとっては重要。
街の中心部と住宅地が隣接している池袋には、その点で大きなアドバンテージがあり、
先進事例になる可能性を秘めている。
また、緑化のプロではない市民が手作りしたものには多様なおもしろさがある。
それを披露しながら人々が交流する「オープンハウス」を試みてはどうか。
昔の日本家屋の縁側でなされていたような「他人を呼ぶ仕掛け」が街を活性化する。
「大きな緑」については、設計を担当した豊島区役所新庁舎のプランを紹介したい。
日よけ、緑化、太陽光発電など、
多様な機能をもつパネルが木の葉のように建物をつつむ「エコヴェール」を導入することで、
タワー建築の壁面緑化が可能になった。
こうした立体的な緑のカーテンは、池袋のような高密都市にはぴったりで、
他の建築への広がりを期待したい。
〈高野之夫氏(豊島区長)〉
豊島区の公園面積は23区最下位。緑被率も下から数えた方が早い。
約1万本の苗木を植樹した「学校の森づくり」事業などを通じて公共の緑を増やす取り組みを行ってきたが、
民有地の緑は減少している。
区の人口は今も増え続け、空き地もない中、緑のカーテンは大きな突破口となる。
緑のカーテンの活動を大きく広げていくには、やはり地域の支えが必要。
人々が互いに協力しながら取り組むことで緑が広がり、コミュニティも育まれていく。
また、街の美化や防犯にもつながり、さらには節電の効果もある。
大がかりなことをせずともさまざまな面で有効な緑のカーテンには大いに期待している。
豊島区も、苗の配布やコンテストの実施をはじめとする推進策に取り組んでいるが、
その実効性についてはじゅうぶんつかみきれていない面もある。
また、条件の厳しい場所での取り組みなど、地道にチャレンジしている人々の努力に報いたい気持ちもある。
区民がさらにやる気になるにはどんな施策が必要なのか、知恵を借りつつ検討していきたい。
Facebookにアップされた 渡辺由美子さん の報告を許可を得て、転記させていただきました。
緑のカーテン東京フォーラムの聴衆者より その1
今年、仮設住宅☓緑のカーテンプロジェクトのボランティアに参加いただき、
本フォーラムにも参加いただいた渡辺由美子さん。
講演会並びにパネルディスカッションの報告をFacebookにアップして頂きました。
ご本人の許可を得て、3回に分けてアップいたします。
その1 講演会
第1回「緑のカーテン」東京フォーラムin池袋@立教大学に参加(10/30)。
当初3月に予定され、震災のため延期になった豊島区主催のイベントです。
(共催:NPO法人ゼファー池袋まちづくり、立教大学、NPO法人緑のカーテン応援団)
講演会「緑のカーテンから広がる心豊かな暮らし~家庭で、学校で、そして全国へ~」では、
緑のカーテン応援団理事で小学校教諭の菊本るり子さんが、
ご自宅や勤務先の小学校での約10年間に及ぶ実践を報告してくださいました。
緑のカーテンの設置によって室内の温熱環境が改善される原理、
都会の子どもたちの環境教育としての側面、
さらに、PTAや地域住民が子どもたちの活動を応援することでコミュニティが育まれている様子や、
緑のカーテンを通じてご近所づきあいが広がっている商店街やマンションの事例など。
毎日の世話を通じて子どもたちが緑のカーテンと友だちになり、
「誰かにつくってもらったカーテンでは意味がない。自分たちでつくらなくちゃ」
と語ったというエピソードは、身近な自然を育むことで子どもの心が
大きく成長していくさまを端的に物語っていると感じました。
その一方で、この夏の電力不足の解決策として「緑のカーテン」が一躍脚光を浴びたことにより、
一部で弊害が生じているとも指摘されました。
校長先生や自治体の首長がトップダウンで
「どこよりも大きなカーテンを」「建物を丸ごとカーテンで囲め」といった
無理難題を押しつけてくるケースが見られたのだそうです。
「現場の担当者は疲弊し、生育条件の悪い場所で植物は育たず、
緑のカーテンへの否定的な評価が下されてしまうことが心配」と菊本さん。
今年は緑のカーテンの節電効果にばかり注目が集まった感がありますが、
その多様な魅力をもっと多くの人に知ってほしいと、あらためて感じました。
板金新聞 10月15日号
建築家 隈研吾さん
第一回緑のカーテン東京フォーラム。
建築家隈研吾さんと壇上でご一緒させて頂きました。
「建築関係者の方は?」と会場に聴いたところ、15%程度の方が手を挙げられました。
そんな来場者に対して、とてもわかりやすい言葉で語って頂きました。
*街づくりには生き物が必要
(赤ん坊をみんなで育むように、緑のカーテンもみんなで育んでいく)
*手づくりには多様な面白さがある
(成功失敗も含めて色々あったほうが良い 業者任せではダメ)
*大きな緑と小さな緑の組み合わせが大切
(大きな緑:公園など行政主体
小さな緑:民間主体 路地の緑化は日本が世界一だったはず)
*エコヴェール(豊島区新庁舎コンセプト)は池袋ならではの壁面緑化
(壁面の緑化は地域に広がる 緑被率では測れない)
*市民一人ひとりが緑のカーテンを実践すること→自治の演習活動
(緑のカーテンが地域にもたらす価値を感じ取れれば
さらに地方自治に関与できるようになる)
緑のカーテンコンテストのみならず、
オープンガーデンなども実施すべきとの提案もありました。
緑のカーテンの生産物(ゴーヤーなど)についても議論したかったとのこと。
2003年からスタートした緑のカーテンを応援する活動。
改めて今後の広がり、可能性について考える良い機会となりました。
来年の活動に反映していきます。
YAKKAY
YAKKAYの自転車用ヘルメット。
この写真の商品名は、tokyo blue tech *なぜtokyoなのか?
帽子の中にヘルメットが入っています。
着せ替えも可能なようです。
実は昨日、ヘルメットを探しに行きました。
どうも、盗難されたようです。
自転車ではなくヘルメットだけ。
すでに3年以上、10,000km以上は被っていたと思うので、
だいぶ汗臭いとは思うんですが・・・・。
結局昨日は決めることができず、全く関係ないものを買ってしまいました。
ということで本日はヘルメット無しで出社。
ヘルメットがないと、なんとなく不安ですね。