既読の方も多いと思いますが、
この「エコハウス私論」の著者である
環境省 総合環境政策局長の小林光さんにお会いする機会がありました。
10名ほどで環境省にある局長室に伺ったのですが、
ざっくばらんに意見交換をしようという局長からの提案もあり、
18:30スタートで飲食持ち込みでの懇談会となりました。
官庁にビール(しかもケースで)とおつまみを持ち込んだのはこれが初めてです。
まず小林局長からご自宅についてお話がありました。
・太陽光発電は北面でも南面と比較して60%程度の働きがある
・省エネには断熱が一番、特に窓関係が重要
・太陽給湯器は夏場エネルギーが余ってしまいもったいない(何かに転用できないか)
・材工一体の価格提示は見直すべき
・屋根職人はしっかりした方を選びましょう etc
エコハウス仕様のために追加した工事費が約1000万円
それを回収するのに30年以上かかるとのこと。
新築後も少しずつ手を入れながら、
よりエコな生活で自然の力を利用した生活をされ、
回収年数を少しずつ短くしているそうです。
金属屋根とソーラーパネルの取り合いなどの関係があってか、
入居当初、雨漏りがあったそうです。
当初は原因が判明せずに苦労したようですが、
それを直したのが、私も以前からよく知っている板金工事業の平野さん。
著書にも名前が出ていたので、小林局長にお会いする前に電話を入れてみました。
その後の雨漏りは起きていないか確認しておいてとのことだったので
局長に確認すると「問題ない」とのこと。
またその経緯もあってか、弊社の雨水タンクもつけていただきました。
ベランダの植物の水やりに使われています。
入居当初は見学会を実施していたようですが、
あまりにも来場者が多く、ここ数年はすべてお断りしているとのこと。
残念ながら私もまだ見に行ったことはありません。
その他、様々な情報交換を局長や環境省のみなさんとする事が出来ました。
局長からは3本の赤ワインをいただいてしまいました。
気がつくと22時。時間がたつのが早く感じられました。
局長室を出るとまだ半分くらいの職員が残っている様子。
今後の環境政策に期待したいところです。