長崎にて

取引先銀行の若手(もう若手とはいえないが・・・)の異業種交流会で長崎の工場見学に。
長崎空港に到着し、他社の雨といをチェック。
その後、航空機のランディングギアのメンテナンス企業と造船工場を見学した。

まずはランディングギアのメンテナンス企業。
基本的に1機に3本あるランディングギア。
メンテナンスは飛行回数や年数で決まるようだが、おおむね7年前後とのこと。
1本、数億円するそうなので、メンテナンスも1機分で数千万円。

工場をみて驚いたことは、メンテナンスのための機械のすぐ脇に
オフィステーブルがあり、マニュアルやPCがおかれていること。
潤滑油が飛んできそうなくらいの距離感だ。
モノづくりとデスクワークが一体になった工場だった。

徹底的に品質管理・工程管理が行われている現場であった。
現場でおもむろにマニュアルを確認している工員も目にした。
乗客の命を支えるランディングギア。ミスは許されない。

弊社でも特注品などはこの位の距離で作業した方が品質・効率とも向上するのではと感じた。

続いて造船工場。
バスに造船工場の方が乗り込み、一度も降りることなく工場を廻る。
そして最後に小高い丘に。そこから工場の全貌を見学する。
このスケールの大きさに驚かされた。
夕方5時になると自宅に帰る工員で、一般道まで渋滞になってしまうというから驚きだ。

その後、地元の若手経営者と懇談会。
造船関連の仕事をされている方が結構多い。
経済面・精神面でも地域の核となる工場であるようだ。

地元の方のお勧めで福砂屋のカステラを自宅のおみやげに。
あまり甘いモノを食べない子どもたちにも好評だった。

“長崎にて” への2件の返信

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    ジャン プルーベは、加工現場の横に製図板を置いていたそうです。
    設計とものづくりの距離は近いほどズレが少ないと言うことでしょうか。

  2. SECRET: 0
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    tokyomachiyaさん
    社員一人ひとりが、乗客の命を支えるという使命を理解し、ランディングギアのリペアを、マニュアルに基づき、常に精度の高い仕事をしていると感じました。
    こうした職場環境なら安心して飛行機に乗れると感じた次第です。

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