土曜住宅学校 第3講

今回の講師は泉幸甫さん。
若いときにとても苦労をされたようだが、そんなお話をいかにも楽しくお話される。
雰囲気とは違って、子供心が見え隠れする方。
また言葉を大切にされているようだ。印象に残ったものを下記に紹介する。

・かたとかたち
  「かた」があるからこそ、「かたち」が整い、スタイルができる。
  泉さんの廻りには職人集団が存在、だからこそ良い住まいづくりができる。
  建てる地域の「かた」を見過ごすと良い住まいにならない。

・人間関係の再生産
  人との人とのつながり、かかわりに支えられて、良い住まいづくりが完成する。

・泉印
  照明器具などいくつか泉さんが関係をもって出来た商材があるようす。
  総称して泉印といっているようだ。
  弊社のモノづくりの技術で泉印の製品提供できるものはないだろうかと考えた。

当日、販売された「住宅作家になるためのノート」を購入。
30のテーマで書かれている。 気になった一節を一つ。
17.部品との付合い方
 「建築家にとって商品化された部品への嫌悪感の一つは、
  その付与されたデザインによって全体のデザインが制約を受けることにある。」

製造業にとって何かを付与する、工程をかけていることを見えるようにしないと
対価がいただけないのではないか。
どうしてもそんな思いを持ってしまいがちだ。

やはり一番うれしいことは良いスタイルの建築に採用されていること。
メーカーとして、伊礼さんから良く言っていただいている「半製品」
という意識をもって仕事に取り組むことが大切だと改めて感じた。

“土曜住宅学校 第3講” への3件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    浜松物語、静岡物語ともに違った樋を
    採用いたしますが、共にタニタの樋。
    これは、デザインにかなった既製品が
    あるということです。
    さて、藤枝物語のコンセプトでは、アレだな。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    Iidaさん 確かにそれぞれ引っかかる部分や感じ方は違うようです。
    同じ話を聴いている社員と話をしていてもその違いを感じます。
    意見交換すると更に感じ方が深まるのでいいですね。

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