昨日は2ヶ月に1度開催される有志による教育に関する勉強会
テーマは持続可能な社会実現のための教育でした。
講師は聖心女子大学の永田佳之先生 おそらく同年代の方だと思います。
歴史を振り返ってみると
1980年代 持続可能な開発:SD(Sustainable Development)
ノルウェーの首相ブルントラント氏がまとめたブルントラント報告書
この中に 経済成長 と 自然保全
現代世代のニーズ と 未来世代のニーズ
以上2つの新たな考え方が提示され、持続可能な開発(SD)が使われるようになった。
1990年代 持続可能な開発のための教育:ESD(Education for Sustainable Development)
92年のリオのサミットで教育の大切さが地球憲章という形で訴えられる
但し、作成にした専門家たちに教育関係者は少なかった
*リオのセヴァン・スズキさんのスピーチでも有名です
2000年代 持続可能な開発のための教育の10年
02年のヨハネスブルグの地球サミットで教育の充実を図るために10年という機関を設定
当時の小泉総理の提案によって実現されることに
3年の準備期間を経て、2005年よりスタート
2014年の最終年には日本で国際会議が開催されることが既に決定している
以上のように大まかに10年単位で世界が動いてきており、
その第3段階の中間点に現在あるとのこと。
各国の取り組みなど事例を交えたお話はなかなか興味深いものがありました。
欧米のみならず、中国やタイの話を聴いていると、日本よりも進んでいるよう受け取りました。
緑のカーテンや雨水の授業などが更に注目されることでしょう。
こうした社会を実現するために目標とする大人像が見えにくい現状はありますが、
社会起業家など良い事例も出てきています。
2014年というとあと5年弱しかありません。
今後もこのESDの動きに注目していきたいと思います。