姫路城にある窓の敷居の話。
その部分にどうしても雨が吹き込んで溜まってしまうところ。
そこで、その溜まった水を鉄パイプを使って壁の外に戻してあげる雨のみちが出来ているとのこと。
先週あったとある建材メーカーの外壁材でも接合部から入ってくる雨水を
うまく外に戻してあげるような仕掛けがなされていたとのこと。
昔の知恵が現在の建材にも活かされているようです。
本来こうした雨仕舞い、雨のみちは、一つの建物でも様々な箇所に存在します。
それをうまく納めていたのが板金職人の仕事だったように思います。
こうした見えないところへの気配りが段々と薄れてしまっている。
最近の建物にはそんなことを感じています。
ある専門誌の取材でも、最近雨漏りが増えているとの話を聴きました。
こんなことが一つの理由になっているのかもしれません。
今後も、本来の板金施工の役割を大切にしていきたいですね。
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