高架下の美術館

区内の中学生が高架下の落書きされた壁を美術館に変えました。テーマは「水と大地」
どれも自然の力を感じさせる作品です。
 *反対側には「花と緑」のテーマで描かれています。
卒業式の翌日から有志で制作したそうです。
子どもたち自らの発案が、様々な方の協力もあって実現。
こうして形に残るのは彼ら(彼女ら)にとっても嬉しいことだったでしょう。
こうした場をもっと大人が与えていかなければいけないですね。

食育

地元の小学校で給食を頂く機会がありました。

とにかくとてもおいしい。
しかも栄養士さんが献立を考えているので、バランスも最適。
私の頃とはだいぶメニューが変わってきています。

給食の時間はとても楽しみでしたが、この内容なら大人も楽しめます。

お昼に牛乳を飲むという習慣も良いですね。

ちなみにこのチラシは栄養士の方が毎日つくっているもの。
各学級に配布されているようです。1枚頂いてきました。

食育という言葉が一般化されていますが、こうした日々の積み重ねが大切ですね。

カリフラワーやブロッコリーを食べながらそんなことを感じました。

ご馳走様でした。

成人式

地域の成人式に出席してきました。天気も良く、比較的暖かな日だったこともあり、
参列する新成人も多かったようです。

式典もとても落ち着いた良い内容でした。
こうした真っ当な成人式を報道でも積極的に取り上げていただけると良いと思います。

近年の成人は子どもっぽい。
会場でそんな話を聞きました。
確かにそうかもしれませんが、
それは彼らやその保護者の責任だけでなく、
この世の中がそうさせているのだと思います。

今年の新成人は昭和60年生まれ。
ハレー彗星が76年振りに地球に近づいた年です。

考えてみると彼らが物心ついた頃には、バブルも崩壊し、
失われた10年といわれた時期。
そんな彼らは現在の社会をどのように捉えているのでしょうか?

懇親会では同級生との再会を祝いながら盛り上がっている若者が多くありました。
こうした力が良いかたちで発揮できるよう大人が頑張らなければなりません。

やってきました

大東文化大学の「企業と経営者」という講座の講師依頼があり、行ってきました。
ご覧の通り200名以上の学生の前で75分程度マネジメントについての話をしました。

組織の使命について、サンタクロースのたとえ話をしましたが、
「全てをシステムにすればミッションがなくとも問題ないのでは?」
との質問を終了後に1名の学生から頂きました。

事業には必ず「想定外」のことがあるということ。
スピードが求められる中、実際に業務に携わる人の判断が重要なこと。
そもそも、ひとり一人のモチベーションが上がるかどうかで仕事の質が変わってくること。
などを伝えました。

まとまった数の学生に判りやすく伝えることは難しいと感じると同時に、
そうしたスキルの重要性を実感した1日でした。

教育講演会

お誘いを頂き、地元の会に参加しました。
45分程度、企業人としてみた教育についていろいろお話をさせていただき、
その後に意見交換を行いました。

少人数でしたが、教員アリ、保護者アリ、地域の方アリと多彩なメンバーです。

様々な施策を通じて教育現場の作業量は増え続けている。
また本来の教育として必要なところになかなか時間が割けていないのが現状のようです。

廃棄すべきものは何か。
そこから考える必要があるようです。

書の授業その2

参加された先生から頂いたメールを転送します。
下記の文章からもう少し概要が掴めると思います。

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感動的な授業でした。
体育館いっぱいに広がって、習字道具を準備した子どもたちの前に、
書の先生は、すてきな笑顔で登場しました。
決して大きな声ではないのですが、
優しい語りかけに子どもたちは耳を澄ませていました。

まずは墨を擦る。
当日の雨を1・2時間目の間に各自が用意した器にため、
その雨水(『あまみず』と読んでください。)で墨を擦ります。
普段は墨汁を使っている子どもたちですが、
一生懸命擦り続けます。
しーんとした体育館には、シャカシャカと墨を擦る音だけが響いていました。

次に先生が書いてきてくださったいろいろな「雨」という字を見せていただいて、
いよいよ書き始めます。

と思ったら、普段お手本を見ながらきっちりした字を書くことしか
経験していない子どもたちの字は、やっぱりきっちりしたままです。

そこで先生の実演です。
子どもたちから出た言葉を、その場で次々に書いてくださいました。
「う~ん。」とちょっとだけ考えてから、
さっ、しゅしゅっ、と半紙の上に躍動感のある字を書いていきます。
子どもたちは「おーっ!」「わあっ!」
ひたすら感激していました。

また書き始めた子どもたちの字は、さっきまでとはまるで違いました。
書くことが楽しくて楽しくて、何十枚も書いた子もいます。
何かが大きく変わる、感動的な瞬間に立ち会うことができました。

まだまだ書きたかった子どもたちですが、時間が来て、
今日一番のお気に入りの作品を選び、みんなで記念撮影しました。

先生からは、すべての子どもたちにすてきな書のプレゼントもいただきました。

みなさんにはいろいろとご無理をお願いいたしましたが、
「計画して本当によかった!」と思える授業になりました。

翌日、子どもたちと話していて、
「また来ていただけたらいいね。今度は緑がテーマというのもいいね。」
というと、
「うん!」
「何度でも来てもらいたい!」
とまたいつかを楽しみにしていました。

緑のカーテンの学習で、ゲストティーチャーの方に来ていただくたび思うことですが、

本物にふれる、ということは、
どんな言葉より多くのものを子どもたちに伝えてくれるようです。

土と肥料についての授業
「すずしさづくり大作戦」 の授業
雨水利用についての授業
「雨の書」の授業。

多くの方々に支えられて、子どもたちは豊かな学びを展開しています。

書の授業(雨で墨を磨る)

6/14・15日の2日間、小学校の総合学習の時間で雨に関わる授業を行いました。
残念ながら14日は参加できなかったので、15日の授業のみ報告します。
右脳を鍛える良い授業だったと思います。

このブログの「雨のみちをデザインする」の書を書いていただいた方を招いての授業でした。

先生の見本の書が掲示されました。ひとつの見本を見て字を書くことになれていた小学生には衝撃的だったと思います。

雨水で墨を磨っています。結構早く磨れたようです。

先生が児童の前で書を書いています。かなりの人だかりになりました。興味津々です。

子どもたちの書も変わり始めました。

最後は自分が一番気に入った書をもって集合写真。