気候の変化をどう捉えるか(0925)
10/1は全体朝会のため2週間振りの通常の朝会でした。
今回は名古屋出張のため、報告を元にUPします。
今回の担当は水道水を飲むことに抵抗を感じていない方の担当。
先日の新聞の記事で、日本の山間の5人しか住んでいない集落では
水道水がなく山から引いた水を分かち合って使っているとのこと。
山水の上流の家が風呂を入れると下流の家の山水の出が悪くなり
「上流の家は今風呂を入れているんだ」など様子がわかるとのこと。
水道水に慣れ親しんでいると、みんなで分かち合っている水について
感じることなく当たり前のように使ってしまっている。
日本にもこんな生活をされているところがあると驚いたとのこと。
今回は常務のコメント
日本は行政のおかげでほとんどの地域で水に苦労をしていない。
世界に目を向けると、巨大資本が開発途上国の水道事業に参加している。
一見良いことと思えるが、巨額の資金を投入してインフラを整備し、
結果として高い水道料金を住民に求めている。
その水はミネラルウォーターとして販売し、巨額の利益を得ている。
高い水道料金を払うことが出来ない貧困の人々は、
汚染された水を飲むことで、世界中で8秒に1人が死んでいる。
当社「雨のみちをデザインする」の中には、雨水利用がある。
早くから活動はしているが、なかなか難しい面もあるが、今後に期待している。
20世紀は油で戦争した時代だが、21世紀は水で戦争する時代といわれている。
その中で当社がどのように世界に貢献できるかを考えていきたい。
山間の上流の人が、この巨大資本のごとく、山水を堰き止め安定供給し、
下流の4名の人たちに有料販売するようになったらどうなるか?
お金さえ払えば常に安定した山水の提供がうけられるが良好な関係とは言えない。
不安定な面があったとしても5名で分かち合う関係の方が良いに決まっている。
この5名の関係を50万人、500万人に置き換えていくとどうなるか。
私たちも安定供給される水道水に甘んじることなく、
水道水、そしてその源となる雨にも感謝しなければならない。