法改正に伴う建築確認申請手続きの変更(0903)

雨の起源(0827)

今回の朝会では、この法改正と雨といの関係について話があった。
中間検査を行う段階では雨といが取り付けられていないケースがほとんど。
つまり完了検査で計画通りかどうかの確認がされる項目になる。
また雨といの場合は軽微な変更に値する領域らしい。
例えば計画段階ではステンレス製の雨といだったにもかかわらず、
予算の関係から塩ビ製の雨といに変更になった場合も、
流量などの機能面に問題がなければOKらしい。
但し、消防法などから不燃材を使わなければならない場合は変更が出来ない。

最近、板金業界においても6/20以降の法改正によって
確認申請の許可に時間がかかり、着工が遅れているとか
仕様の変更がしにくくなっているなどという話が出るようになってきた。

排水能力がが雨といにとって重要な機能であることは間違いない。
しかし、ステンレスでも塩ビでも果たす機能は同じと捉えられてしまうのは残念だ。
200年住宅や家の履歴書など、将来にわたっての価値を考える時代には
耐久性も重要な要素であるように思う。

また外装材は内装・設備と違って、半公共空間に採用される。
意匠やその地域におけるバランスなども大切な要素になってくる。
残されるべき建築とは、そんな要素も重要視されるものであろう。

こうして考えてみると、数値化しにくいものはルールで縛ることが難しい。
特に外観や街並みなど地域の価値を高めて行くには、公の精神が大切である。
近隣とのお付き合いが薄くなっている今日。
人と人、人と街がかかわっていくようなデザインが必要になってきている。

業界初の新素材商品の話(0820)

お客様の求める価値は?(0806)

残念ながら出席できず、開発部長に対応していただきました。

今回は開発担当者から新製品「セラミック雨とい」についての話
・約2年半の開発期間で雨といとしては、世界初、業界初の新素材商品
・伝統的な陶芸作品に引き継がれた還元焼成技術による
 焼物本来の美しさ、土の質感、自然な窯変を引き出している商品。

開発部長のコメント
・設計士より興味ある素材との評価も頂いているので、
今後”デザイン”も含めた商品への要望・提案がある。
・顧客の要望を基に第二弾、第三弾と商品展開出来る可能性の有る商品。

金属製の雨といと質感が違うだけでなく、重要や施工の面など様々な課題があった商品。
また金属と違うお客様とのつながりも出来そうです。
価値ある建築、残されるべき建築で採用されることを期待しています。

お客様の求める価値は?(0806)

現場の声(0723)

建材メーカーとして新商品開発は重要な仕事。
しかしなかなかヒットする商品が提供できていない。
ここ数年取り組んでいるガルバリウム製雨といは延ばせる商品。
目標達成に向けて営業だけでなく、
皆さんひとり一人が役割を果たし、良い結果を出していきたい。

8/3(金)に本社で行ったビアパーティーには、
スタンダード開発に協力いただいた建築家工務店そして住まい手に参加いただきました。
一部の社員とも交流が出来、とても良い機会になったと感じています。
まさにこのような方たちに向けた商品開発が今後も望まれています。
雨のみちをデザインする仕事を通じて、
今後も建築家・工務店そして住まい手の求める良質な住まいづくりに貢献していきたいと思います。

東京都建築士会の展示会(0730)

現場の声(0723)

現在、マーケティング部で活動している方からの話。
新宿で東京都建築士会主催の展示会に参加した。
あまり来場者は多くなかったようだが、
中越地震の影響か、雨水利用商品に関心をもつ来場者が多かった。

私は不在だっため、弊社常務がコメント。

以前に、建築家や工務店を訪問した際、
雨といについて関心を示す方が5%程度しかなかったことはショックだった。
関心を持っていただくためにもマーケティング活動は重要。
こうした展示会への出展の効果を計ることはなかなか難しいが、
雨といの役割の一つである雨を集める機能を理解してもらうことも大切。
今後もこうした機会を通じて
雨のみちを考えるお客様を増やして戴きたい。

現場の声(0723)

新潟県中越沖地震(0716)

先週月曜日の朝会では新商品を施工した業者の声が紹介されました。
金具の色や施工面などまだまだ課題があるようです。

たまたま朝会当番と一緒に施工現場に行く機会がありました。
現場監督などと様々な意見交換が出来ました。

当社の商品は技量のある施工店に取り付けていただいて、
初めてその性能や価値が提供出来るようになります。
現場の声をしっかり伝えていただける良きパートナーを今後も大切にしていきます。

新潟県中越沖地震(0716)

雨の処理の仕方(0709)

被災地の皆様、お見舞い申し上げます。

3年前の震災にボランティアで参加したお嬢さんとの会話から。
今回の震災をみて感じることは、建物のチェックなど様々な対応が迅速になっていること。
前回の経験が活かされているようだ。
またボランティアとして参加する場合、地域の方になるべく世話になることのないよう
準備をして参加するのが良いようだ。
中には、食事や寝床など何でも要求するボランティアもあるとのこと。
ライフラインもまずは電気、次に水道と回復していく。
普段何気なく使っている水の大切さを感じるとのこと。

阪神大震災後に長田地区にマンションを設計した建築家の方の話を思い出す。
住民と話し合いながら、緊急時の対策として1Fにコンビニエンスストアを入れた。
いざというときの住民の備蓄倉庫と考えたためだ。

最近ロードサイドにあるコンビニも増えている。
こうした店舗に太陽光発電やトイレの雨水利用システムなどを導入すれば、
緊急時のコンビニとしても役立つと思う。
雨を活かす生活を普段から実行する。そんなことが大切なんだと思う。

雨の処理の仕方(0709)

店先の軒とい(0702)

姫路城にある窓の敷居の話。
その部分にどうしても雨が吹き込んで溜まってしまうところ。
そこで、その溜まった水を鉄パイプを使って壁の外に戻してあげる雨のみちが出来ているとのこと。
先週あったとある建材メーカーの外壁材でも接合部から入ってくる雨水を
うまく外に戻してあげるような仕掛けがなされていたとのこと。
昔の知恵が現在の建材にも活かされているようです。

本来こうした雨仕舞い、雨のみちは、一つの建物でも様々な箇所に存在します。
それをうまく納めていたのが板金職人の仕事だったように思います。
こうした見えないところへの気配りが段々と薄れてしまっている。
最近の建物にはそんなことを感じています。

ある専門誌の取材でも、最近雨漏りが増えているとの話を聴きました。
こんなことが一つの理由になっているのかもしれません。
今後も、本来の板金施工の役割を大切にしていきたいですね。