鉄腕DUSH!

昨日の鉄腕DUSHで取り上げられた住まいは、佐賀県川副町の山口家住宅が取り上げられたそうです。
この民家は漏斗づくりと呼ばれる建築で、屋根の真ん中が四角く落ち込んでいて、そこに降った雨が樋を伝わって大きな器に集められ、農業用水などに使われるそうです。
 http://www.saganet.ne.jp/kawasoe/kawa/yamaguti.html

屋根自体で雨のみちをデザインしている例ですね。
農耕民族である日本では、こうした自然とのかかわりを大切にしてきたことがよく判ります。

なお昨日、九州で大きな地震がありました。
福岡・佐賀エリアの皆さん、震災のお見舞い申し上げます。

コナラの雨のみち

週末、息子を連れて妙高高原へ行って来ました。知り合いの所有する森を地元の方に案内してもらいました。その森を管理されている方の話によると、コナラの木にも雨のみちがあるとのこと。確かに見てみるのその幹には縦の筋が何本も入っています。理由は降った雨を葉が受けてなるべく根本に持ってくるためだそうです。また、その幹の雨のみちはバクテリアが活性化しやすく、そのまま根本に流れるために土が良い状態になりやすいそうです。炭焼き職人は森に籠もる際に、近くに水場がないと、コナラの木を探して、この雨のみちから飲料水を拝借するそうです。森の力を感じた1日でした。