パッコンの取付説明会

仙台にある ㈱三創さん がパッコンの取付説明会を実施していただきました。

 *詳細は こちら

塩ビの雨といを切るという作業は、実際にやってみるまで抵抗があるようですね。

このような企画をしていただいたケースは、私の知る限り初めてだと思います。
ありがとうございます。
こうした機会を通じて、仙台でも雨水を利用される方が増えると良いですね。

富士山の雨水利用

今夏、富士山登頂をした友人から貴重な写真をいただきました。

「昨日富士山に登ってきました。
途中の山小屋に雨といがありました。
富士山では水はとても貴重なものなので、雨水利用をしているそうです。」

富士山に降る雨は、大切に利用されているんですね。

1年間の結果

自宅の1年間の雨水利用状況を報告します。


1Fトイレと2Fバルコニーの散水で使った水の総量です。
35m2です。


1tのタンクに補給された上水道の総量です。
16m2です。

すなわち 36m2-16m2= 20m2

これが1年間で利用した雨水の総量です。
半分以上は雨水を利用することが出来ました。


ここのところ雨が多いのでタンクも満水。


雨水でトイレを流した日は子どもたちがカレンダーにマーキング。
栗原さんのアイデアをいただきました。

1tのタンクではオーバーフローしている日も多いようです。
もう1t増やすか。

請求書

先日、ネットを通じて購入した商品の請求書にこんな手紙が入っていました。
ほしいと思っていた色が欠品だったため、
何度かやりとりをしていたこともあって気を使っていただいたようです。
うれしいですね。
購入した商品は、設置後、このブログでも紹介する予定です。
お楽しみに。

香川では雨が少ないようですが、
東京では集中豪雨で死者も出てしまいました。(お悔やみ申し上げます)

自然とうまく関わっていくこと
もっと大切にしていかなければなりません。

今日は午後から 雨水ネットワーク会議全国大会 に行って来ます。

雨といは屋根並みから決まります

つづいて 建築家から見た雨とい

三澤文子さん
「木の家こそ日本人に受け継がれたDNA」
「雨といは屋根並みから決まります」   印象に残った言葉です

確かに日本の住まいは木が中心。
見た目も良いし、香りや触り心地も良いのが木の特徴です。
雨といも「樋」と書くように昔は竹や木が使われていました。

見城さんのコメント にもありましたが、(雨といと眉毛の話)
雨といは建物に対して横や縦の重要なラインを入れる作業。
特に屋根との関係はとても大切です。

屋根の勾配・軒の出・使われている素材など様々な要素に影響を受けます。
入母屋住宅に銅雨といが数多く使われてきました。
また最近では半製品ともいわれている半丸ガルバ樋も
さりげない存在感として採用されているようです。

建物と一体になったときにどのように見えるか?
街並みとして見たときにどのように感じられるか?

屋根並みから考えた雨の路
雨のみちをデザインする この言葉にはそんな「雨の路」も含んでいます。

雨も天気です

先日、ブログにUPしたWEB記念誌

建築家から見た雨とい がUPされました。

中村好文さん
 改めて建築家の方が雨や雨といについて常に考えていただいているかがよくわかる内容です。
 普通でちょうど良いという意味の「エンケル」(全く知らない言葉でした)
 エンケル・スピリットが裏打ちされた居心地の良い住まい。
 こうした住まいこそ愛着が持てるのではないでしょうか。

 ガーゴイルは私もヨーロッパで何度か見ました。
 雨が降っているとき、ガーゴイルから流れ落ちる雨。思わず立ち止まって見てしまいました。

 「雨も天気です」今回の記事の中で一番印象に残る言葉。
 文章に出てくるドイツ製の集水器 おそらくWISY社のものでしょう。
 一度本社まで伺って、日本の口径に合わせた商品がつくれないか依頼したことがあります。

 雨はどちらかというと嫌われもの。
 これが生活とつながってくると見方が180度変わってきます。
 「自分でやってみてはっきり分かりました」
 雨水利用をされている方はみなさんそうおっしゃいます。
 つい先日も亜熱帯のような集中豪雨がありましたが、
 自宅に帰ってみると空っぽだった1tの雨水タンクに半分ほど雨が貯まっていました。
 これが何となくうれしいんですね。

 金属屋根の雨音のことも書かれています。
 住まい手が雨とつながっていくこと、関わっていくことで得られる価値。
 これも雨の未知なる可能性と考えています。

 雨のみちをデザインする この言葉にはそんな「未知」なる可能性も託しています。

第一回雨水ネットワーク会議全国大会

雨水の貯留、浸透及び利用に関して係わってきた市民団体・企業・行政・学会が
緩やかなネットワーク組織「雨水ネットワーク会議」を設立。
第一回雨水ネットワーク会議全国大会では、
「雨水ネットワーク会議」の設立の意義を確認するとともに、
雨水ネットワーク会議の今後の取り組みについて話し合いが行われます。

 日時 8月6日 13:00~16:00 場所 すみだリバーサイドホール

 基調講演
  『雨水こそが地球を救う-雨水ネットワーク会議に期待する-』
  高橋 裕氏:東京大学名誉教授、(社)雨水貯留浸透技術協会会長
 パネルディスカッション
  『雨と上手につき合う社会に向けて-雨水ネットワークが目指すもの-』
 パネリスト
  上総周平氏
  森まゆみ氏:作家
  神谷 博氏:(社)日本建築学会雨水利用システム規格小委員会主査
  栗原秀人氏:(財)下水道新技術推進機構下水道新技術研究所所長
  今牧 茂氏:墨田区区民活動推進部環境担当部長
 コーディネーター 
  山本耕平氏:NPO法人雨水市民の会副理事長
 コメンテーター 
  高橋 裕氏(東京大学名誉教授、(社)雨水貯留浸透技術協会会長)

  入場無料(ただし、資料代1,500円)。
  なお、終了後、交流会を予定しています(会費制)。

雨を排除してきた日本。
21世紀は雨とうまく付き合っていくことを考えていかなければなりません。
そんな社会を築いていくためにやるべきこと、法整備などが構築されていくことと思います。
雨といの役割、雨のみちをデザインすることの必要性が問われていくことでしょう。

当日は私も参加する予定です。

たかが雨とい されど雨とい

塩ビ雨とい発売50周年を記念したWEB版の 記念誌

著名な方の対談も今後UPされるようです。
どのような内容になるのでしょうか。

こうした機会を通じて、雨のみちについて考える方が増えることを期待します。

リアリティが感じられるか

昨晩参加したフォーラム。
パネリストは 北川正恭さん  佐藤可士和さん

未来をカタチにをテーマとしたトークセッションでした。

佐藤さんはクリエイティブディレクターとして有名ですが、
建築関連では ふじようちえん を手掛けたことでも知られています。
手塚さんの作品に佐藤さんも関わっていたことは知りませんでした。

政治家や行政の長として活躍され、「せんたく」の代表をされている北川さん。
クリエイティブな世界で活躍されている佐藤さん。
今回、初めて会うお二人の話がどのように展開されるか。

実は佐藤さん、最近やりたいことは
「社会のためになるクリエイティビティーな仕事」とのこと。
同年代で力のある方がこうした思いを持っていることを嬉しく思いました。

日本の未来について無関心な若者が多い(ex:投票率が低い)のでは
リアリティが感じられない、イメージが感じられないから結果として無関心になる
コミュニケーションをうまくデザインしてエキサイティングできるように
政治という枠組みに対して自ら壁をつくってしまっている
 *社会のために仕事がしたいと考え、教育や医療に関わりたいと発信していたら
  ふじようちえんの仕事のオファーがあった

社会の役割が細分化され、生産性向上に大きく寄与した反面
必要だったつながりやかかわりまでなくなってしまった今日
リアリティが感じられるかかわりやつながりをデザインし直してみる

雨とい と 雨のみち

雨といというものの方がリアリティなのでしょうか。
価値を前提にした企業でありたいですね。

木目調の軒とい

ある方のお奨めで木目調の軒といを見てきました。
「調」ですからもちろん本物ではないのですが・・・予想以上に綺麗に見えました。
ちなみに軒天は本物の木でした。