バーチャルウォーター

食糧危機にA社長からコメントを頂きましたので、バーチャルウォーターにも触れておきたいと思います。バーチャルウォーターとは、農産物や製品の製造に使われた水を、その製品の購入者が間接的に消費したとする考え方のこと。右図にもあるように、日本では既に半分以上の水を輸入していることになります。つまり水の輸入大国なのです。ちなみにハンバーガーひとつに使われる水の量は1t。これからは食べ物の表示にカロリーだけでなく、バーチャルウォーターの使用量まで出るような時代になるかもしれませんね。

食糧危機

ある方から頂いた情報です。
将来、水戦争が起こると言われていますが、こうした状況からも伺えます。
日本は雨が多く、水は豊富と思われています。
しかし食物自給率は40%を切っているのが現状です。
雨のみちのデザインを真剣に考えていかなければなりません。

======================================
 今世界ではグローバリーゼーションが進み、世界各国のあらゆる食べ物を口にすることが
できる豊かな時代です。しかし実はここ数年、穀物生産量は消費量を毎年大きく下回り過去
の在庫を取り崩しているという事実をご存知でしょうか。
 気温が数度上昇すると予測されている今世紀は、収穫量の激減が危惧されます。地球の
平均気温は過去30年間で約0、7℃上昇しましたが、記録上もっとも暖かかった上位4位
までがなんとここ6年間に集中しているということにも驚かされます。
 1950年から84年にかけて、世界の穀物生産量は人口を上回る速さで増加し、1人当たり
の穀物生産量は250kgから過去最高の339kgにまでなりましたが、その後は一転、穀物
生産量の伸びは人口の伸びを下回り、2004年の1人当たりの穀物生産量は9%マイナス
の308kgとなっています。
 今日の世界の食料増産の中には、地下水を汲み上げすぎる「過剰揚水」や農地を休ませる
ことなく耕し土壌の水分や養分を失わせてしまう「過剰耕起」、他にもあまりにも多くの家畜を
放牧して草を食べ尽くされてしまう「過放牧」があります。また海では乱獲があり、こうした
要因は突如として増産から減産に転落させる可能性が高いとものといえます。
 世界の食料需要が膨らむにつれ、灌漑用水の使用量も増加の一途を辿りました。世界の
水は70%が灌漑用水、20%が工業用水、残りの10%が生活用水に利用されていますが、
地下水層の枯渇と平行して都市の水需要が増え続けているため、灌漑用水が工業用水や
生活用水に転用されてしまう厳しい事態に直面しています。
 世界経済がより豊かになればなるほど、地球環境にダメージを与え、それはやがて再び
世界経済へマイナスのダメージとして返ってきます。2004年初めに中国が800万トンの
小麦を求めて世界の穀物市場に参入したことは穀物の「余剰時代」が終わり、「不足の時代」
そして「食料危機」の始まりを警鐘しているのではないでしょうか。

おいしい農園レストラン

こんな名前のレストランが板橋区西台にオープンしました。区内にこうした活動をされている方がいらっしゃることが嬉しいですね。ちなみに、緑のカーテンくらぶが先週土曜日に行ってきたとのこと。詳細はブログをご覧下さい。5月中は半額のようです。ぜひ一度行ってみたいですね。

緑のおばさん

ちょうど通勤時に信号待ちをしていると緑のおばさんに話しかけられました。私の乗っている自転車が気になったようです。ちょっとした時間でしたが、気持ちよく出社することが出来ました。こうした見知らぬ方とちょっと話をしたり、挨拶を交わすことが少なくなりました。これは大人の責任ですね。コミュニティーの復活やコミュニケーション力の向上がよく言われますが、その基本は挨拶です。これは大人の責任ですね。

都の教職員研修を受け入れることになりました

東京都の教職員研修を7月に受け入れることになりました。大学生や中学生の職場体験を実施したことはあるのですが、教職員は初めての経験です。昔は先生といえば、児童生徒だけでなく地域の大人から尊敬される存在でした。今は先生になるのが夢だと語る子どもたちも少なくなっているように思います。大変残念なことです。次世代を担う子どもたちの教育現場には高い志を持ち、自ら夢を語れる人物が望まれます。どのような方にお越し頂くのか、今から楽しみです。

渋谷ではたらく社長の告白

21世紀を代表する会社をつくる
サイバーエージェント社長、藤田晋氏の著書。24才の1998年3月に創業し、2000年3月上場。その後のネットバブル崩壊から現在に至るまでが語られている。05年1~3月の四半期報告もネットで見ることが出来る。また社長のブログはこちら。楽天の三木谷氏、ライブドアの堀江氏、M&Aで有名な村上氏など最近話題の方も登場します。
-子どもたちが華々しく活躍するスポーツ選手に憧れるように、10代、20代の若者たちが「自分も起業してみたい」と夢を抱くような成功者のイメージを、私たち若い起業家が体現する必要がある-
既にバルブを経験していない若者たちが増えています。過去の栄光に引きずられない若者にとって、まさに起業は憧れの仕事となるのでしょう。インターネットの環境が大幅に改善されてきている日本。ますますIT関連の質の高い事業が増えていくのではないでしょうか。
また唯一出てくる著書が20才の時に読んだ「ビジョナリーカンパニー」。その時に「21世紀を代表する会社をつくる」という人生の目標を掲げたとのこと。
一気に読める本です。皆さんもぜひご一読を。

雨水をトイレに使うのはもったいない

学校エコ改修で活躍されている善養寺幸子さんが環境gooグリーンピープルで紹介されています。
私も以前に足立区の自宅を拝見させていただきました。ステンレス製雨水タンク(5t)が地下に埋め込まれています。

「雨水は綺麗なのでトイレに使うのはもったいない」

と流し水には生活排水を合併浄化槽で自家処理した水を2次利用しています。
雨水は浴室(ソーラー温水器で温める)やキッチンでの食器洗いなどに利用。上水道がなくとも生活できます。
学校のエコ改修でも緑や雨を大切に考えていただいているようです。こうした考えが教育現場に良いかたちで広がっていく事が望まれます。

雨が降りました

昨晩は「雨」でしたね。
「雨」の役割のひとつに土と緑の仲人役があります。都会の建物の屋根や屋上、そして舗装された道路に降る「雨」は残念ながらそのまま下水道に流され、海までまっしぐら。建築物や道路は大地の一部を借りて使っていると考えれば、出来るだけ大地に戻してあげることが大切です。そもそも普段使い慣れている上水道はどこに降った「雨」なのか?
緑に関わるようになると「雨」も天の恵みと思えるようになるので不思議ですね。

緑のカーテンくらぶ

女性社員が始めたサークル
「緑のカーテンくらぶ」のブログが立ち上がりました。
雨を水循環で捉えると降った雨を下水に流してしまうだけではなく、植物に与え、本来の雨の持つ力を充分に発揮してもらい、空に戻ってもらうことも大切です。これも雨のみちをデザインすることになるんですね。
ちなみにこの緑のカーテンについては、実践をベースに書かれている東京ガスの環境コラムや地域コミュニティーの中で緑のカーテンを実践しているブログもあります。妙高高原の自然学校のブログでも話題となっています。こうした活動が広がっていくと嬉しいですね。

集まって住む

くうねるところにすむところ
子どもたちに伝えたい家の本、第2弾が発売になりました。
その中で特に気に入った「集まって住む」を紹介します。
「人は集まって住むことによって、ともに生き延びる力をもつことができる」
著者元倉眞琴先生はあとがきに書かれています。
街並みや景観が見直されているように、建物の外観やエクステリアは、半公共空間であるという意識が必要です。自分の敷地内ならどんな家をつくっても良い、法律に反しなければ何でも良い。という考え方では地域と共に生きるという視点は持てないでしょう。個と公のバランスが問われる時代になったと考えています。
6月には熊本出張の予定があります。元倉先生の手掛けた県営竜蛇平団地を見てこようと思います。

*追伸 見てきました